2008年10月20日

PortableApps

http://portableapps.com/
PortableApps について。

最近 USB メモリなどは随分価格も落ちてきて、4GB 程度なら 1000 円で買えるようになった。USB メモリにソフトを突っ込んで持ち歩けばどこに居てもパソコンさえあれば使いたいソフトが使えて便利。
だけど最近のソフトは設定ファイルが C:\Documents and Settings\{ユーザ名} や C:\Users\{ユーザ名} に作られたりして設定の持ち運びに不便なソフトが多い。
PC上のユーザ全員が使えるようにインストールした場合はこの仕組みはありがたいけど、自分だけが使いたい時やこういう持ち運びたい場合などにはあまり嬉しくない。

そこで、ソースコードが公開されているソフトの設定ファイル保存先などを変更したのが PortableApps でリリースされているソフト群である。

うちのマシンは最近立て続けに HDD クラッシュに見舞われたが、データが壊れたのはほとんどがCドライブだったため割とダメージは少なかった。

PortableApps でリリースされているソフトは何も USB メモリで使うときだけにメリットがあるわけではなくて、別のドライブにまとめてインストールしておきたい状況でもかなりオイシイ。

うちの環境で使っている Portable 版は以下の通り。

FileZilla - FTPクライアント
GIMP - 画像編集
Inkscape - ベクター画像編集
Thunderbird - メーラ
InfraRecorder - CD/DVD ライティング
KeePass - パスワード管理
(※下ふたつはあまり使ってない、Inkscape は上記 URL にはない)

例えば FileZilla や ThunderBird、Firefox などは設定やブックマークなどが一箇所にまとまるのでプログラムごとふっ飛ばさない限りはデータが壊れない(ただしうちの環境では Firefox は通常版)。
もちろん消えて困るようなデータはバックアップを取っておくに越したことはないのだが、常に注意を払えるほど人間が出来ていない自分にとってはこういう環境は大切だ。

他にも OpenOffice の Portable 版などもサイト上にあるが、自分の用途の場合持ち歩くわけではないので、ちょっとした設定が壊れるぐらいなら別に痛くないので OpenOffice は通常版の最新版をインストールしてある。
(この理由でいくと GIMP や Inkscape なども Portable 版である必要はあまりないのだが、これらは違うバージョンを PC 内に共存させたいケースが以前あったので Portable 版にしてある)

インストール直後は日本語対応しているソフトでも英語版になっていたりなど日本語表示させるために若干手間が掛かる面があったり、通常版がリリースされてから Portable 版が出るまでに少し時間が掛かったりする。また、USB メモリにデータを突っ込む場合は USB メモリ自体の寿命の問題もある。
何もかもメリットだらけというほどおいしい話ではないけども、試してみる価値はあるはず。
posted by oov at 05:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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