音声チャットソフトは基本的にマイク入力だけを拾う設定にしないといけない。Wave Mix にしてしまうと相手の声を相手へ送りなおしてしまう事になり、会話相手がエコーに悩まされ喋りにくい状態に陥ってしまう。
ラジオ配信ソフトで声だけを流す場合はマイク入力だけを拾う設定にしておけばいいが、音楽なども流す場合は Wave Mix にしなければ流せない。
会話をラジオで配信したい場合、曲を流すのを我慢するか相手にエコーを我慢してもらうかどっちかの選択を取らなければいけないのだが、サウンドカードを2枚用意する事で一応解決する事が出来る。
そんなわけで、設定について少し考えてみた。
実際に試してはいないが、恐らくこう設定する事で会話も含めて音楽も含めた配信が出来るのではないかな、と思う。
どちらの設定も、サウンドデバイス2にヘッドホンなどを接続する前提です。

この設定にすると、相手に音楽は聴こえないが声のミュートがしやすいという利点がある。

変更点を赤で強調してみた。この設定の場合相手に全ての音がきちんと伝わるので、配信と同じ内容を相手に届ける事が可能と思われる。
ただし音声チャットソフトによっては無音部分で会話のラグを詰めたりする場合があるので、下手するとどんどんラグが増えてしまう可能性もある。若干注意が必要かも。
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さて、その他に若干高性能なサウンドカードなら1枚でも実現できるかも、という手法があるかも知れない。
というのも、ASIO 入力を併用する事で同じデバイスで録音した場合にも違うデータをレコーディングする事が可能なのではないかと睨んでいる。
今現在 ASIO 入力を拾って配信できるラジオ配信ソフトを見かけていないのでソフト面の準備が整っておらず、またASIO入力の選択を柔軟に出来る環境(つまりASIOを使わずに録音した場合とは違う設定が出来るようになっているもの)でなければ使えない技なので、これはちょっと環境が限定されてしまう(E-mu の PatchMix DSP が付いているカードなら多分大丈夫だと思われる)。
この方法はハードルが若干高めなので設定に関しては割愛。