ふと思い立ち色々調べてみると、鳥肌が立つほど感動した。
Justin Frankel が Winamp を作ったのは1997年。
SCMPXの初版が1994年みたいだから、それに比べると少し遅れをとったみたいだ。
1994年というと当時はまだmp3で音楽が小さくなること自体がとても画期的だった時代のはずで、
SCMPXも流行の波に乗っていた軽い素晴らしい国産ソフトだったんじゃないかと思う。
(当時身の回りにネット環境がなかったのでこの辺の事情はよくわからない)
1997年から v5.03 がリリースされ Justin Frankel が Nullsoft を辞める2004年までの間に、
彼は相棒の Tom Pepper と共に数々の有名なソフトを作ってきたようだ。
■SHOUTcast(1998年)
インターネットラジオ配信環境。今ではIceastも有名だけど……。
ちなみにねとらじのサーバはIcecast2。
■Gnutella(2000年), WASTE(2003年)
Nullsoftを買収したAOLに無許可で勝手にP2Pソフトを作ってしまった。
Gnutella はいわゆるファイル共有系のソフトで、
WASTE は小規模の P2P ネットワークを形成するためのソフト。
WASTE は特にコンセプトが面白いと思う。
リリースしてから1日経つ前に AOL に見つかって削除を食らったが、
Gnutella はリバースエンジニアリングまでされ、
そのソフトの需要が確かなものであったことを実証したと思う。
■NSIS(リリース時期不明)
いわゆるインストーラを作るための環境。
海外製のインストーラ作成ソフトでは NSIS か Inno Setup、
国内製では EXEpress CX が個人的に認める出来のいいフリーウェアのインストーラ作成ツール。
どれも見た目にこだわりを感じる。更に NSIS と Inno Setup は圧縮に LZMA も選択できる。
そして Nullsoft を退社後 Cockos という会社をつくった。
そこでも色々なソフトを開発している。
■Jesusonic(2004年)
スクリプト駆動のエフェクタ。
キーボードからの操作でエフェクタを選んだりするため操作性は若干特殊なものの、
プログラムを書き起こさなくても多数のエフェクタをすぐ実装テストできたりするため
恐らくエフェクタを開発する上で実験するのには便利だと思う。
スクリプトベースのため内蔵しているエフェクタの数の割にサイズも小さい。
■NINJAM(2005年)
ネット経由でJAMセッションを行うためのソフト。
決めた拍数で同じコード進行をするなどして似た演奏を繰り返し、
それに乗っかることで合奏するというもの。
ねとらじリレーと違い全員が他人の演奏をある程度聴きながらできるが
既存曲の音源に合わせて演奏みたいな事は厳しい。
■REAPER(2005年)
バンド数無限のEQ、バンド数無限のコンプ、IRリバーブなど色々ついたDAW。
有料版にはピッチ補正系のツールまで付属している。
ただ正直使い勝手の面ではあまり洗練されていない気がする。全体的に負荷も高め。
元々オーディオメインで開発されていたためオーディオ周りはある程度使いやすい。
休む暇も無く次々と色々なものを作っていて、しかもそれぞれがかなり有名。
もちろん改良点とかはあるけども、間違いなく必要とされているものを作ってきていた。
こういう歴史に刻まれるような活動をしてみたいものだと思った。
ありがたやありがたや^^
REAPERはSendバスエフェクトが使えるので
とても重宝しておりまっする。
吐き出しレンダリングの音質がもうちょいよければ・・なんて思うけど、
無料であれだけ多機能なのだから文句はいえませんねw
てか、ここぞとばかりにスラング持ち出しちゃってさ!!
しかもsついたら複数形じゃん!おおぶ君のヘンターーイ!!
まあ今更だけどねっ☆